文章を寝かせる

私がセールスレターやランディングページ(LP)の原稿を書くときには、編集に結構時間をかけます。リサーチをして8割方書けたところから、できれば4〜5日はとるようにしています。

 

このだいたい書けたところから、じっくり時間をかけて見直すことで、中身がブラッシュアップされ、読みやすく、理解しやすい文章になっていきます。読みやすい、理解しやすいというのは、もう少し違う言い方をすると、読み手が、「書き手は何を言っているのか、何を言いたいのか」がわかりやすいということです。

 

特に文字数が多く、文章が長くなってくると、「いろいろたくさん書いてあるけど、結局何を言ってるんだろう?」という状態になりやすいのです。

 

これを避けるための方法として、私がオススメしているのは、「文章を寝かせる」ことです。「寝かせる」というのは、時間を空けるということなのですが、できれば夜をまたいで、自分が寝てから見直すというのがオススメです。時間を空けるというだけでも有効ですが、私の場合は、一晩寝てから見直すというのがミソです。

 

素晴らしいヘッドラインが浮かんだ、あるいはたくさん下書きしたヘッドラインの中から「これだ!これしかない!」というものが浮かんだとします。その時は「もう最高!」という気分になります。

 

ところがです。一晩寝て、朝もう一度見直してみると愕然とすることがあります。「何じゃこりゃ?」と。昨日はあんなにエキサイティングだったヘッドラインが、何ともショボイ、変な感じのするものに思えるということがよくあります。恥ずかしながらですが、しょっちゅうあります(笑)

 

一晩ではなく、朝書いて、夜見直すという場合でも同じことが起きますが、やはり一晩寝たほうが、ギャップは大きくなるようです。

何故そうなるのかということについては、よくわかりません。しかし、事実としてそうなります。これはまったくの推測なのですが、どうしても一回書いたものは、頭のどこかに残っていますので、ゼロクリアの状態で読むことが難しいからではないかと思います。

 

それを裏付けるものとして、誤字・脱字の確認にも同じことが言えます。誤字・脱字の確認に最も効果があるのは「他人に見てもらう」ことです。自分で書いた文章のチェックというのは結構難しくて、誤字・脱字があっても、なかなか自分では気づけないものです。

 

逆に人が書いた文章の場合は、パッと見て一瞬で誤字・脱字がわかったりします。

 

誤字・脱字のチェックも時間をあけた方がやりやすくなりますし、こちらもできれば一晩寝てからの方が効果はあります。

 

頭をクリアな状態にできる方法が別にあれば、それでもいいと思います。例えばジョギングをするとか、趣味に没頭するとか、そういうことで、頭が完全に切り替えられるのであれば、有効でしょう。

 

よく、考えが煮詰まったときにシャワーを浴びてると、アイデアを思いつくという話がありますが、それと通じるものがあるのかもしれません。

 

この辺りの科学的な根拠は説明できないので、説得力に欠けますが、経験値として、時間を空けると文章をブラッシュアップできるというのは確かにあるのです。

 

ほぼ完成した原稿を見直している時間自体はそれほど長くはありません。ケースバイケースで違いますが、だいたい1時間前後だと思います。なので、4日間かけて見直すと合計約4時間程度ということになります。で、4時間ということであれば、1日で十分なわけですが、それを1日でやるのではなく、4日かけてやるのがミソです。

 

4日間でも毎日違うところが気になることがあります。昨日はまったくおかしいと思わなかったのに、今日見たらすごく違和感があるというようなこともよくあります。そうやって毎日何かしら気がつく点が出てきます。この作業は4〜5日あれば十分かというとそうではありません。やればやるほど何かしら発見することがあります。

 

しかし、現実問題「商業ベース」で文章を書くというのは「納期」が厳然とありますから、納期が来たら「時間切れ、終わり」にせざるを得ません。というか、納期で切らないと延々と見直し作業をすることになってしまいます。

 

最悪なのは、ある程度書いたところで、見直してみると、文章全体のアイデア自体に違和感が出た場合です。「文章のアイデア」ということについては、書き始めると長くなるのでまた別の機会にしたいと思います。ということで端折りますが、アイデアに違和感が出てしまうと文章全体をほぼ最初から書き直すはめになります。

 

こうなるとかなり厳しいですね。残り4日とすると、書き直しに2日かけて、残り2日で見直すということになります。残り2日で見直して見たら、やっぱり違和感が・・・。こうなるともう絶望的です。そうならないように、はじめから書かないといけないわけです。その秘訣も長くなるのでまた別の機会にしたいと思います。

 

読みやすく、理解しやすい文章を書くためのコツとして、文章を書いたら、数日間かけて見直すことが効果的ですという話でした。

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